Rotary Club of Kanazawa-North
ここ数年私達の周りでは想像すら出来なかったことが日々更新されています。私個人にとっても、伝統ある北ロータリークラブの会長という重責を仰せつかりました。入会以来20年という会への感謝を考えていましたが会長職までは考えていませんでした。
『憂き事のなほこの上に積もかれし 限りある身の力ためさん』
熊沢番山の歌と言われ、35年前くらい前にこの歌と出会ってからは私の行動の基礎になりました。人生いろいろありましたが、悩むときはいつもこの言葉で1歩前に踏み出してきました。お引き受けした以上、微力ではありますが各統括委員長・各委員長の力が遺憾なく発揮できるような環境造りが自分の仕事と感じています。思い起こせば玉田会長時の第39代幹事を仰せつかり、今回第49代会長というのも何か不思議な巡り合わせを感じています。
今年のクラブテーマを“笑顔が人を集め、人が幸せを集める”としました。歴代の会長さんが北ロータリークラブを楽しくそして自己研磨の場として如何に友情の場としたいと想われていたことが歴代のクラブテーマからも伺い知れます。歴代会長の想いと情熱を感じながら、今年はまた別の切り口でこのテーマに挑みたいと思っています。
ロータリー活動は一週間に一度。一時間という僅かな時間です。往復の道程を入れても二時間です。会員諸氏の貴重な時間を実りある時間に出来ればと思っています。
おいしい食事もいいでしょう。素晴らしい講話もいいでしょう。楽しい友情もいいでしょう。貴重な情報交換もいいでしょう。多様性の中で各々に納得のいく楽しい時間にしましょう。その活性化の中で新しい仲間も増やしたいし、自己も更に向上すれば価値は高まると信じています。その中で炉辺会合を年数回行っていただくことを、各委員長にお願いしました。昼の会合のみならず、このような会合にてネクタイを外し、靴を脱いでお互いが胸襟を開いて話し合い、意見を述べ合うことが大切と思います。先輩諸氏の話を聴いたり、自分の意見をぶつけ合うことこそが、クラブの神髄と思っています。
何が正解か?どれが正解か?私にはわかりません。しかし倒れる時は後ろに仰向けになるより、前屈みで倒れたいと思います。会員一人一人が北ロータリークラブです。単に参加するより、共に行動していきましょう。北ロータリークラブの活性化を信じて。
『今ここに100%』の気持ちで、努めてまいります。1年間共に力と情念を注いでいただけますように宜しくお願い申し上げます。